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口内炎

口内炎の原因は多岐にわたっています。個人差はあるものの、誰にでも起こりうるもので、ストレス社会が進むにつれ、低年齢化し、小学生にも非常によくみられる疾患です。

原因
① 細菌やウイルスへの感染
口内炎の原因として最も有力視されています。空気中に含まれているさまざまな細菌やウイルスが口腔内の抵抗力が弱まっている部分に感染することで、発症が起こると考えられ、多くの口内炎の原因となっています。

② 口内を傷つける
歯並びの悪さで頬が傷つけられたり、魚の骨やハブラシなどの硬いものが引っかかるなどで炎症が起こり、口内炎の原因となることがあります。

③ 栄養バランスの偏り
偏食や食生活の多様化で、ビタミンやミネラル不足に陥り、それが原因で口内炎のリスクが高まっています。

④ 口腔内の乾燥(ドライマウス)
アレルギー性鼻炎で鼻づまりがひどい子や口呼吸に慣れている子は口を開けっ放しにすることが多く、唾液が乾くことで、粘膜が保護できず、口内炎の原因になります。

⑤ ストレス

過剰なストレスの蓄積や寝不足などで口腔内粘膜の再生力低下が起こり、口内炎ができます。

⑥ 病気
膠原病やバーチェット病などの免疫疾患や白血病などに付随して現われ、病気の予兆のときもあります。

口内炎の種類
いろいろな分類がありますが、大まかに3つに分類します。

アフタ性口内炎
最もポピュラーで、傷痕が白くなるのが特徴です。強い痛みを伴い、複数個の腫瘍を多発させます。10日から2週間で跡を残さず自然完治しますが、再発性が高いのも特徴のひとつ。発熱やリンパ節炎は伴いません。

ヘルペス性口内炎

単純ヘルペスウイルスの感染を原因としている口内炎。唇や頬などを中心に口内炎が発生するのが特徴です。発熱、頚部やあご下のリンパ節が腫れる点がアフタ性口内炎との違いです。潜伏期間は約3から5日で、病変は7から10日間続きます。乳幼児に多いですが、学童期にもみられます。

カンジダ性口内炎
カビの一種であるカンジダ菌を原因として発症し、もともと口の中の常在菌が抵抗力や免疫力低下を原因として患部に白い苔状のものを張り、その下に炎症を起こしてカンジダ性口内炎が出てきます。

予防
栄養面では、ビタミンBや鉄分をしっかりとると、皮膚の再生が行われやすいので、できやすい人はこれらの栄養素を多めにとりましょう。偏食に気をつけることも大切です。生活習慣の改善として、就寝時間や歯磨きの習慣を整えることも重要です。ドライマウスを防ぐには、よくうがいをし、シュガーレスのガムなどをかんで、唾液の分泌を促進します。

治療
口内炎は2週間程度で自然治癒しますが、逆にいうと、2週間痛みを伴いつらい期間が続きますので、1日でも早く治したいものです。痛みがつらいようでしたら医療機関を受診し、治療してください。
患部の保護には、専用のステロイド軟こうや口内炎パッチを使用し、炎症を抑えます。患部の洗浄には、うがい薬などを使用。二次感染などがないよう清潔に保ちます。
外国の家庭では、はちみつを患部に塗ることが有名です。幹部をコーティングする働きと、ハチミツの中のビタミンBが効くようですヨ。
 

 西島葉子(にしじま ようこ)

nishijima.jpg平成6年近畿大学医学部卒業後、大阪市立総合医療センター、済生会富田林病院小児科を経て現在、大阪市東住吉区にて、夫(循環器)と共に、にしじま内科・小児科を開業。6男2女の計8人の子供を育てながら、妻、母親、小児科医のわらじを履きながら毎日奮闘中。

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