思春期のココロ
最新記事一覧
- 2010年03月
- 私たちの頃とはどこか違う。今どきの子ども。
- 2010年02月
- 子どものイジワル、放っておいても大丈夫?
- 2010年02月
- これって自分勝手!?わがままの見極めどうしてる?
- 2008年10月
- 自信満々の子どもの落とし穴はどこに?
- 2008年09月
- できる子ほどココロが危ない!?うちの子は大丈夫!?
- 2008年06月
- 受験ストレスに弱い子ども強い子ども
最新記事
私たちの頃とはどこか違う。今どきの子ども。
■親も子どもも、本音をさらけだしてこそ家族。今の子どもたちには、やさしい厳しさを与えたい。
反抗する子どもも、親の言うことをよく聞く子どもも、子育ての目指すゴールは精神的な自立です。
「自分たちの時代はこうだったのに」と戸惑うことも少なくないとは思いますが、
親としての自信を忘れずに子どもと本気で向き合うことが、今の子どもたちに必要なことではないでしようか。
今どきの親子関係から考える。子どもに対する優しさって何?
「今どきの子どもは」と嘆くお母さん方は多いと思いますが、いつの時代にも同じようなことが言われています。特に、現在は社会全体の仕組みがガラッと変わって、価値観も多様化し、がむしゃらに努力しても、報われないことも多くあります。昔のようにいい会社に入って安定した家庭を築くことだけに、価値観を見いだせなくなってきている時代だと思います。そんな時代、子育て観やその方法も多様化し、ぶつかり合うことのない親子関係を築いたり、豊かさを与えたり、子どもの考えを尊重して無理をさせることがなくなったりと、子どもへの接し方が変わったため、「自分たちの時代とは違う」今どきの子どもたちが育っているのではないでしようか。例えば難しい年頃なのにとっても素直ないい子のように、親との摩擦を避けるために物わかりのいい子になったり、

外見や異性の視線を気にする”おませ”な女の子のようにファッションの大人化に目覚めたり、物に当たるこどもや担任教師との折り合いが悪く、学校を休みがちな子どものように、子どもの言い分を親が全面的に真に受けるなど、親と子の境界線が薄れていっているような気がします。それ自体は悪いことではありませんが、けじめがなくなったことで親子間に遠慮が生まれ、本音のぶつかり合いがなくなってきているのではないでしようか。それが、いわゆる子どもらしさを失わせる原因であるようにも思えます。そこで「子どもに対する優しさとは何か」を振り返ってみることが大切だと思います。ときには子ども自身に考えさせることであったり、子どもの親離れを認めることであったり、あるいは辛い経験を通過させることも親としての優しさといえるでしよう。最終的なゴールは、子どもの精神的な自立。小学生だから親の力が必要だとは決めつけずに、子どもの自立を促すチャンスを作ってあげることにも目を向けてみましよう。
ただ見守るだけでなく、親子で本音の付き合いを。
子どもに対する優しさを考えるうえで、子どもを見守る姿勢をもつことも大切です。ただ、見守るといっても、何も関わろうとしなければ放置しているのと同じこと。社会全体で人間関係がどんどんと希薄になっていく兆候にある現代では、本気で関わりあう場も減ってきています。そのため「経験や失敗を乗り越えて、感情と折り合いをつけながら、自己主張したり、時には辛抱したりすることを学んでいく」という機会が減ってきているといえます。感情的にならないように気づかうのが、現代の人間関係の特徴のひとつですが、親子関係でもそんな気づかいがあるのは寂しいことです。感情をストレートにぶつけたり、受け止めたり、親子だからこそできる本音のつきあいがあるはず。子どものわがままにしても、度が過ぎた場合はとがめることも必要。子どもは、親にわがままを言って自己主張の方法を学び、ときには親にわがままを抑えられて自己抑制することも学んでいるのです。例えば、子どもが学校に行きたくないと言い始めたとき、子どもに休ませてあげることは親にとっては一番簡単です。しかし、並日段から本音を言い合えるような環境が作れていれば、「今日は休まずにちょっと頑張って行ってみよう」とか、「 ○ ○ がイヤなら ○ ○ したら」といって、背中を押してあげることもできるのではないでしようか。子どもの反応によって、悩みの大きさがうかがえるでしようし、親子間の本気のぶつかり合いも生まれます。子どもの意見を丸飲みするだけではなく、子どもとの何気ない交流の機会を積極的ら設け、その中から本音のやりとりをすることが大切だと思います。
思春期の反抗には、心の揺れに付き合ってあげましよう。
小学校高学年になると、思春期の始まりから反抗して言うことをきかなくなることで悩むお母さん方も多いでしょう。多少口応えをしても「自我の目覚め」と考え、子どもに優しい眼差しをもって喜んで受け入れてあげましよう。また、心の揺れの振り幅が激しくなる時期でもあるので、甘えと反抗の間を行ったり来たりしがち。この変化を受け入れるのは、親にとって必ずしもたやすいものではありませんが、どちらも子どもの本当の姿。そんな子どもの心の揺れにつきあうことで、親にとって子どもの悩みや喜びに共感してあげられる感性が育くまれていくと思います。
子どもは子どもなりの背伸びをしながら、親と対等な一人の人格として立ち上がろうとし、親の愛情を煩わしく感じていくこともあります。そんな時期に、今まで以上に口うるさく干渉されては子どももますます反発するのは自然なことと言えるでしよう。親が自分自身を客観的に見ることができるような時間を常に持ち、良好な親子関係を築いていきたいものです。