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教師が頑張った分、生徒は伸びてくれる。
こんな大きな喜びは他にありません。

UPDATE:2017年01月12日
先生に聞こう 上宮中学校・高等学校 英語科教諭 教育相談担当
八木 幸子先生
英語が好きな女子高生、教師になる
八木先生
取材中、まっすぐな眼差しで話をしてくださった八木先生

八木先生は大学を卒業後、すぐに教職に就かれたのですね。

八木先生 そうです。最初の1年は私立の女子校に勤務して、それから本校に赴任しました。私は中・高・大と女子校だったので、本校に赴任した当初は男子生徒とどう接したらいいか、少し不安だったんです。でも実際に触れあってみると、「男女とも可愛い!」と断言できるくらい、全ての生徒が可愛いです。
教師になろうと思われたのはいつ頃ですか。
八木先生 自分では熱しやすく冷めやすい性格だと思っているのですが、その私がずっと続けていたのが、英語の勉強と大学で始めた英語の塾講師のアルバイトなんです。就職活動で、自分は何をしたいのか考えたときにそれを思い出し、「英語を教える仕事をしよう」と教職の道に進むことを決めました。
英語は、子供の頃からお好きだったのですか。
八木先生 いえ、英語に初めて触れたのは中学1年生です。幼い頃から英語を始めたり、英才教育を受けたりしたわけではありません。今、中学1年生の担任をしているのですが、その経験をふまえて「私はみんなと同じ時期に、アルファベットすら書けない状態から英語を勉強し始めたよ。今から始めてもぜんぜん遅くないから、頑張って力をつけていこう!」と、生徒に話しています。英語を本格的に好きになったのは、高校で英語コースに進んでからでした。3年間、担任になってくださった英語の先生がとても素敵な方で、その先生に出会っていなければ英語の教師にはならなかったと思います。
どんな先生だったのですか。
八木先生 勉強面ではかなり鍛えられました。授業中はもちろん、雑談でも油断できませんでした(笑)。例えば先生に「昨日、こんなことがあったんです」とお話すると、「今の話を英訳してみて」と言われます。「えーっ!」と思いながら頑張って英訳すると、「その文章は文型で言うと何?」、そんな感じでした。勉強だけでなく、「Be a Lady」というスローガンをクラスに掲げて、教養がきちんと身についている女性になりなさいと教育してくださったんです。その頃から今も続けているのが、「名前を呼ばれたら必ず返事をする」「物の受け渡しは両手で行う」です。その指導を今、私が生徒に伝えています。私も教師になったことをご報告したら、「教師はいい仕事でしょ」と返事をくださいました。今も時々、お会いしていろいろ話をさせていただいています。
生徒の嬉しい一言で疲れも吹き飛ぶ!
八木先生
中学1年生の授業を拝見!笑顔が絶えない1時間です
中学1年生の英語の授業を拝見しましたが、生徒の皆さんが楽しそうに、どんどん手を挙げて発言していたのが印象的でした。
八木先生 授業で生徒を楽しませるには、まず教師である私が楽しんでいかなければいけないと思っています。だから教室に入るときは私から元気に挨拶しているのですが、こちらが元気だと生徒たちも元気に挨拶を返してくれます。英語を教えているときも、「この分詞構文はすごくかっこいい」「この単語の発音はきれい」と、まず自分が楽しんでいます(笑)。生徒たちに説明していても、「この文法、すごくない?」と自然にテンションがあがっていますね。
教師になってよかったと思うのはどんなときですか。
八木先生 生徒が「英語って面白い」「英語が好き」と言ってくれたときですね。一所懸命に英語に取り組んでいる生徒には、どこまでも付き合います。私は高校生の英語も担当しているのですが、「もっと勉強したい」という生徒がいますので、その子たちを対象に週1回、8時間目に英語の特別クラスをやっています。かなり難しいテキストを使っているのですが、ついてきてくれます。私が頑張ればその分、生徒も一緒に伸びてくれるんだなということは常に感じますね。
生徒も大変ですが、教える八木先生も大変では?
八木先生 実は、私自身はあまり大変だと思っていないんです。確かにハードなこともありますが、生徒たちがくれる喜びの大きさの方が圧倒的に勝ちますね。例えるなら業務全体を10として、9つの「大変なこと」の総量より、1つの「嬉しいこと」の総量の方が大きいと言えばいいでしょうか。生徒が元気に授業に出てくれたり、「あー、もう英語の授業、終わっちゃった」と言うのを聞いたりすると、喜びが大きくて大変なこともかすんでしまいます。だからこそ、この仕事をずっと続けていられるのかもしれません。
皆に「上宮でよかった」と思ってもらいたい
八木先生
教育相談では、生徒が悩みを打ち明けやすいように気を配ります
八木先生は英語以外に教育相談も担当されていると聞きましたが、どのようなことをしていらっしゃるのですか。
八木先生 臨床心理士などの資格はもっていませんが、特別支援を必要とする生徒の自立・社会参加を支援する専門家である「支援教育専門士」として生徒の支援をしたり、保護者の方からお話を聞いたりしています。保護者の方々と密に接していると、お子さんへの想いの深さがひしひしと伝わってきます。そのような大切なお子さんを生徒として預かっているわけですから、教師は責任をもって指導しなくてはいけないと、いつも気持ちを新たにします。本校で教育相談を担当して6年になりますが、初心を忘れずにいられる環境で、ありがたいと思っています。
教育相談では、生徒からの悩みに対応することもあるのでしょうか。
八木先生 もちろんあります。多いのは友人関係や、教室に入れないなどの悩みですね。女子からは人間関係の相談を受けることが多いのですが、私も女性ですから言いやすい部分があるのかもしれません。教育相談の場では、生徒に「何を話してもいいし、感情を出してもいいんだ」と安心してほしいので、まず生徒が今、何を思っているのかを聞かせてもらいたいと思います。
その後、どのような対応やアドバイスをされるのですか。
八木先生 最終的な決断は生徒自身がすると思うので、教師としては「いろんな選択肢があるよ」と、できる限り提示をしてあげることを心がけています。困難を抱えている生徒の理解を、まず我々教師が深めて、できればどの生徒にも「上宮を選んでよかった」と思ってもらえる教育を提供したいです。
教師全員で生徒を見守るチームワーク
八木先生
「頑張りたいという生徒には、とことん付き合います!」
八木先生からみて、上宮中学校の魅力はどんなところにありますか。
八木先生 何事に対しても一所懸命に取り組む、素直な生徒が多いところです。こちらが言うことにきちんと耳を傾けてくれるので、教えていてとても楽しいですね。それと中学校の職員室全体がファミリーのような繋がりをもっていて、学年が違っても全員で生徒を見守っているところです。
ファミリーのような繋がりというのはすごいですね。
八木先生 具体的には、担任が「さっき、〇〇君の態度が悪かったので注意したんですよ」と言うと、次の授業を担当する先生が「じゃあどんな様子か見て、落ち込んでいたらフォローしますね」と声をかけてくださるんです。実際にその子が落ち込んでいたら、その先生が「あの先生は君のことが嫌いで怒ったんじゃないよ。それはわかるよね?」と話してくださることも。担任が1人だけでクラスの生徒をみるのではなく、いろんな先生が生徒たちをみて、気づいたことを教師全員が共有する感じ。そういうチームワークができているところが、本校の魅力の1つだと思います。
最後に、今後の目標を教えてください。
八木先生 学校の勉強だけでなく、世界を知る手がかりになる英語を教えたいですね。世界の人たちとコミュニケーションをとって、世界を知ってほしい。世界を知ったら、次は自国についてもっと興味を持って知ってほしいと思います。世界で活躍しながら、日本について尋ねられたときはちゃんと説明できる人を育てることが目標です。
上宮中学校・高等学校 ホームページ
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