教頭 繁明彦 先生
 本校には「知性と豊かな情操、品性を身につけ、健康でいきいきと活力あふれる女性を育成する」という教育方針があります。日々の生活指導の中でも指導を行い、生徒たちが理解をより深められるよう、週に1時間、マナーの時間を設けて基本的なマナーの指導を行っています。授業では茶道や華道など日本の伝統文化についても学びますが、知識を増やすことだけが目的ではありません。伝統文化を通して座り方や歩き方など、女性としての所作を習得していくことも目的と考えています。
◆ 中学生で学ぶ『女性学~女性の学び~』
 中学生では、挨拶などの基本的なマナーと日本の伝統文化を学習します。中学1年生時はマナー講座と茶道、2年生になると華道と俳句、3年生では浴衣の着付けや書道(祝儀袋の名前の書き方などの書の作法)など、いずれも専門家の先生にお越しいただき指導を受けます。
◆ 高校生で学ぶ『女性学~女性の学び~』
 高校生では、高校から入学してくる生徒もいるため、進度に合わせて再びマナー講座を行います。おじぎの仕方からはじまり電話応対など、社会に出てからも役立つマナーを学びます。また、後期の「女性と社会」の講座では、社会の中で女性が置かれている位置について学習します。今後は食事のマナーなども指導していきたいです。
【繁先生】
 生徒たちと接していて強く感じるのは「挨拶」です。本校の生徒は職員室に入ってくる際の挨拶が徹底しています。無言で入室してくる生徒はおらず、全員が「何年何組○○です!」としっかり大きな声で挨拶をして入ってきます。また、授業開始と終わりの礼もないがしろにせず、「分離礼」を徹底的に指導しています。
 「女性学~女性の学び」を取り組み始めて今年で3年目になります。元気よく挨拶をしてくれる生徒たちを見ていると、少しずつ成果をあげてきているように感じます。入学して間もない中学1年生も、しばらく経つと全員綺麗な挨拶ができるようになります。学校全体の雰囲気が自然とそうさせているのだと思います。様々なことを吸収しやすい時期だからこそ、生徒たちには質の高いマナーを常識として身につけてほしいと考えています。本校が目指すのは「社会で活躍できる女性」を育てることです。 知識を吸収するためだけの勉強ではなく、女性として強く生きていくための力を身に付ける必要がある、と考えています。
※分離礼・・・先に挨拶を言いそのあとでお辞儀する礼の仕方
【繁先生】
   一番の特長はニュージーランドに「SCC(そのだクライストチャーチキャンパス)」という施設を持っていることです。
 SCCは国立カンタベリー大学内にある本校独自の宿泊施設で、カンタベリー大学の学生が寮として使用しています。約300ある部屋のうち30室を園田学園が所有し、研修期間中はSCCに宿泊することになっています。大学内ですのでセキュリティ面は安全で、研修生の世話をしてくれる日本人の方もいます。様々な国から集まってきた学生たちと同じ場所で寝泊りして、コミュニケーションをとれるのは本校独自の特徴です。
 また、生徒たちの意識に影響を与える「きっかけ作りとなる研修プログラム」を組んでいるのも大きな点です。海外研修では2泊3日のホームステイ、小学校訪問、姉妹校のヴィラマリア高校訪問などさまざまなプログラムを体験し、多くの現地の人とコミュニケーションを取りながら毎日を送ります。その中で「英語が話せない」「伝わらない」「日本について聞かれた時に上手に答えられない」など、生徒たちは課題を抱える場面に多く出くわし帰国します。すると「もっと英語を話せるようになりたい!」と、今まで英語に対して受身だった学習が能動的な態度に変わり、どんどん成長していくのです。研修前と後では英語に対する意識が大きく変わり、高校生にあがる時には英語に対し学ぶ意欲が強い生徒が多くなるそうです。
 また、日本について上手く答えられなかった生徒は『女性学~女性の学び~』の授業に対してより真剣に取り組むようにもなります。単なる異文化交流を目的とせず、課題を残すことで新たな目標を見つけるこが出来るのは本校の海外研修の特徴だと考えています。
【繁先生】
 本校では部活動などに取り組みながらも、自然と学力がアップする仕組みが用意されています。
 仕組みの中で一番の柱となっているのが「生活表」です。生活表には1週間ごとに学習計画と生活スケジュールを書きこみます。記入する内容は1日の時間割から帰宅後の過ごし方、学習目標時間などです。一週間分のスケジュールを事前にたてて毎日を送ることで計画的な学習時間を確保できると考えています。その証拠に生活表をしっかり書けている子は成績が向上しているという結果が出ています。「目標をたて、未達成の際には問題点を検証して次回につなげる」という習慣は社会に出てから大きな財産となります。
 また、放課後学習を設けているのも本校の特徴です。本校には「push up room」と「step up room」という2つの教室があります。「push up room」は放課後1時間、その日の宿題などに取り組む場所です。授業での理解度が低かった生徒を教師が指名し教師が付き添い学習をサポートします。
 「step up room」は自習スペースとして利用できる場所です。国数英の学習プリントが用意されており、生徒たちは自分で選択し、それぞれの課題に取り組みます。用意されているプリントは全て教師が作成したオリジナルプリントです。何十枚ものプリントが用意されており、プリント学習をした者はその枚数が逐一廊下に貼り出されるという仕組みです。それ以外にもモーニング学習や検定試験など、様々な学習サポート体制が整っています。
【繁先生】
 「7つの習慣J®」は“一人の人間”として成功するために必要な能力を「7つの習慣」としてまとめたものです。本校では資格を持った専任の講師ファシリテーターが授業を行う「7つの習慣J®」という授業を週に一回設けており、今年で3年目になります。「7つの習慣J®」で学んだことは、生活表を書く際にもつながっています。例えば「終わりを考えてからはじめる」という習慣があるのですが、自分は今どのような目標があって、何をしなければいけならないのか?など将来の夢やテスト勉強に当てはめて考えることができます。また、イチロー選手など著名人を例に出して学ぶ授業もあります。同じ中学3年生の時期にイチロー選手は何を思っていたのか、どんな夢を描いていたのか。著名人の過去を学ぶことにより、自分の将来を描くきっかけにもなると考えています。
7つの習慣
  1. 自分が選択する
  2. 終わりを考えてから始める
  3. 一番大切なことを優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず相手を理解してから、次に理解される
  6. 相乗効果を発揮する
  7. 自分を磨く
【繁先生】
※「7つの習慣®」および「7つの習慣J®」はフランクリン・コヴィー・ジャパン社の登録商標です。
 2013年度より高等学校でコース改編を実施し、それに合わせ制服のデザインも一新しました。現在通っている中高生の制服は変わらず、2013年度より入学してくる新入生は制服が新しくなります。カンコー学生服と、日本全国に展開するセレクトショップBEAMSとのコラボレーションにより考えられたデザインです。若い層に人気のあるBEAMSですが、制服のデザインを手がけるのは関西ではじめてだそうです。ブラウスのタイプは3種類あり、ブレザー着用ありなし、ネクタイありなしなど様々な着こなしを楽しむことができます。
 制服に限らず、本校では新しいことを取り入れることを大切にしています。建学の精神はもちろん土台にありますが、時代にあった学習方法とニーズを掴んで生徒たちに与えていくことが大事だと考えています。
【繁先生】
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